この時期の作業は心地いい

公開日:2026年11月1日 更新日:

ブルーベリー畑を引き継ぐにあたり、昨年末から1年間で栽培から加工まで一通り実地で学ばさせてもらいました。

ブルーベリーの観光農園が、栽培者にとって魅力的にうつるのもよくわかりました。

年間作業の中で最も時間とエネルギーがかかるのが、収穫と出荷調整です。実が本格的になり出す6月からお盆過ぎまで、雨で収穫できないような時を除いてだいたい毎日の作業になります。暑い時期には日中は危ないので 朝か夕方かに摘み取り、それから選別、容器 詰めっていう作業が待ってます。

おそらく年間作業の7、8割はこれで占めるのではないでしょうか。

そうなので観光農園 にして収穫の作業をお客さんにやってもらい、かつ売上にもつなげられるとすれば…。

ともあれ、この収穫に向けて、1年を通して 様々な準備をしていくことになります。

暑い時期の収穫も大変ですが、寒い時期にやる剪定に比べればまだましです。身体が冷え切って言うことを聞かなくなってしまうのに比べれば、汗が吹き出すくらい何のその。お日様を頼りに、畑に行ったはいいがお日様が隠れてしまい 30分ほどで逃げ帰ってきたこともあったりして。

暑さ寒さがやわらげば、それはそれでヤマビルだのブヨ だのスズメバチ だのも勢いづいてきます。うかうかしてられません。ブヨ みたいな小さな虫が顔の周りを衛星のごとくうろちょろしているのは気が散るだけならいいが不愉快この上なしです。

ということで、気分爽快に 作業ができるっていう時期も案外限られています。秋から初冬にかけて というところでしょうか。虫や汗からの解放があるところに、1年の作業も終わりに近づいている充実感のようなものがプラスされてなおさらです。

この時期の作業でブルーベリー畑にマルチするために準備するのが稲わらです。

去年初めて経験しましたが、体力的には結構きついです。ただ私よりも20才ほど 上の先輩方は、稲わらを集めるのも、束ねるのも、軽トラに積むのも、「この作業に何か難しいことあるの?」みたいな感じで飄々とやります。こちらは教えられた通り 忠実にやっているつもりでも、うまくできないので、もっと詳しくと聞こうものなら「意識して教えてやろうとすると逆にぎこちなくなって自分でもわからなくなるなー」、ですって。

去年 初めて 軽トラに 稲わらを積むのを手伝って運びましたが、警察の人がこの軽トラを見かけたら見過ごさないだろうな、何て言って質問してくるかなと頭に浮かべながらも、この積み方が俺一人でできれば 農家らしくなってくるなーと思っていたのであります。

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執筆者:有賀知道

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