自営自足とは
自営自足とは、自力で稼ぐ力を持ちつつ(自営)、一方で、貨幣にばかり依存しないで生活(自足)する流儀を指しています。自給自足をもじっているわけですが、自給自足だと閉じられている感じもしますし、貨幣経済の中にいる以上、自給自足だけでは難しい。何かしら稼ぐ必要がどうしてもでてきます。
自営自足はどのような年代、どのような状況、どのような場所にいても、追い求めることは可能だと思います。とくに、田舎では、自営の部分をクリアできれば、実現可能性は飛躍的に高まります。
自営自足をすすめる
田舎暮らしにおいて自営自足で生活することができれば、何かに依存しすぎる危うさがなくなり、地に足のついた生活ができて、全体的に豊かさがアップするのではないでしょうか。もちろん、向き、不向きはあるのですべての人にお勧めできるわけではありませんけど。高齢になっても自営などで活躍の場や役割があったり、自足に医食農同源を加味させられれば、健康長寿への道が開けるかもしれません。
田舎で自営:危うさがない
勤め先からこれから先も給料をもらうかわからない時代です。田舎で自営で稼げれば鬼に金棒です。お金もあまりかからないので稼ぎもそれほど多くなくても大丈夫。しかも自営には定年もありません。
田舎で自足:地に足がついた生活
少し非常事態になれば、効率化された物流がすぐにストップ、お金があっても買えない状況も生まれます。お金で何でも買って済ませるような生活スタイル、そして大量生産の大量流通品とは少し距離を置きたいところです。
田舎で自営自足:豊かさがアップ
自営は攻めで、自足は守りです。貨幣経済の中にいるので、いくら自足で守りを堅めようがお金は必要です。でも守りが堅ければ、安心して攻められます。稼ぐことしかやらない、といった一面的な生活流儀ともおさらばです。田舎は自営自足には最適です。
田舎で自営自足の実際
群馬県南牧村は高齢化率日本一です。日本一の限界集落、消滅自治体と呼ばれています。この田舎の中の田舎において、未来が見える田舎暮らしとはどういうものがありえるのか? そのキーワードを「自営自足」ととらえています。田舎暮らしだけではなく、健康長寿にも効き目があると思っています。