栽培計画をつくる。

公開日:2020年3月14日 更新日:

エノコログサやシロツメクサが生えていたところだったので、それほど肥えている土壌でもなさそうです。まずは、芋類と豆類を中心に栽培していきます。

栽培計画にもとづき栽培区画をつくる。耕作放棄地を家庭菜園にする準備をする。
栽培計画にもとづき栽培区画をつくる。

土の状況をみて作物を決める

堆肥や肥料などは使わないので、今の土の状況にあった、作物から育てていきます。『自給自足の自然菜園12カ月』の中で、シロツメクサが生えるステージ1の土に適した作物として挙げられていたのが、ジャガイモ、サツマイモ、エダマメ、大豆、麦、マメ科緑肥作物などです。これらの中から、周りの畑でも作っているようなものから始めてみようと思います。

あと、畑が10キロほど離れていて、毎日行けるわけではない(週に1,2回、しかも自転車で行く)ので、管理が楽な作物を選びたいところです。デンプン系(ジャガイモ、サツマイモ、カボチャなど)とネギ類はさほど手間がかからずに育つようです。キュウリとかは毎日見てないといけなそうなのでパスです。

ということで、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、エダマメ、大豆あたりをメインに据えてみます。それに『自給自足の自然菜園12カ月』の中で、コンパニオンプランツとして紹介していたものを付け足すという感じです。

畑の広さは、5×9メートルほどで、下記のような区画にしてみました。全体的にゆったりしたスペースの使い方です。(4~4.5m区画の、カボチャと大豆をどのように分けるかは、もう少ししてから決めます。)

70cm畝間
1.2mジャガイモ(ネギ、交代)
80cm畝間
1.2mサツマイモ(ゴマ、オクラ、エダマメ)
80cm畝間
4~4.5mカボチャ(トウモロコシ、インゲン、エダマメ)
大豆

ジャガイモはこのあたりでは、うまいものができています。その恩恵をうちにもいただきたい。救荒作物と呼ばれるサツマイモも管理が楽そうですが、イノシシに狙われやすいと脅されています。カボチャは、うまくできたらラッキーという感じです。エダマメがビールのおつまみになってくれることを夢見、大豆で味噌をつくろうと心に誓っています。

区画をつくる

2月23日にスコップで荒く土おこし、2月29日と3月5日に草刈り、根をたちきって、種まきや苗を植えられるように準備をしておきました。傾斜地で水はけもよさそうなので、畝もつくらず、平畝でやります。

ただ、畝がないと区切りがわからないので、麻縄をはって目安としました。上記の表の栽培する作物に基づいてです。3月12日に作業をしました。

畝の向きは、日当たりを考えると南北が基本と言われます。作業のしやすさや畑の形、傾斜、水の流れ、風向きなどを見ても、南北で問題ないので、南北の向きにします。

区画づくりの杭に最初、だいぶ前に使っていた、よくある緑色の鋼管製のイボ付きの支柱を立ててみましたが、しっくりこなかったので、ホームセンターで1mの竹を買ってきて杭にしました。

畑に区画をつくる。

防獣柵をつくったときのパイプが余っていたので(写真左下)、それで下穴を打った後、竹を打ち込む。

麻糸で畑に区画をつくっていく。

竹に麻縄をしばって区画をつくっていく。

区画づくりが完成です。定石通り南北の向きの畝にする。

作業工程表をつくる

何をつくるのか決めたので、あとは、いつ頃何をするのかがパッと見でわかるような一覧表が欲しいところです。たとえば、ジャガイモは、いつ植え付けるとか、土寄せするとかです。ワードででも作っておきますか。

今後の連作対策

サツマイモとカボチャの区域は連作でも大丈夫みたいです。連作はナス科が注意ですが、ジャガイモは見た目によらずナス科です。なので注意が必要です。サツマイモの区域などとズラしていってもいいですが、ジャガイモはネギとセットすれば同じ区画でも大丈夫と『自給自足の自然菜園12カ月』 にあったので、そうしてもいいかなと思っています。

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執筆者:有賀知道

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