田舎の通信環境は都市部とは同じではない。

公開日:2019年8月17日 更新日:

田舎においてテレワークで仕事をするのに、どんな通信サービスを必要としているのか、よく整理し理解しておくことが大事です。

田舎の通信環境は都市部とは同じではない。
田舎の通信環境は都市部とは同じではない。

都会と同じ通信環境でしたいところだが

テレワークで仕事をする場合、通信環境が大事であることは言うまでもないことですが、ネット環境ほどではないにしても、電話、FAXはどういう形で利用できるのか、スマホが通じるかどうか、確認しておきたいところです

できれば、都会で仕事をしていたときと同じような通信環境でやりたいと思うのはヤマヤマですが、なかなか状況はそうなっていません。

例えば、電話回線ひとつとって田舎は違います。東京では何の疑いもなくデジタルが前提の通信環境でしたが、わが南牧村はまだ、アナログ回線です。アナログ回線を利用しないといけない、ということは、電話とFAXの番号を分けるとした場合、ISDNという懐かしいものを利用する必要があるということになります。しかもけっこう高い。1回線で2番号までです。それ以上の番号追加はできません。通話料もアナログは高いです。

東京にいてやっといて良かったと思ったことの一つ。電話加入権をちゃんと保持していたことです。権利を休止状態にしていても、10年ごとに更新の申し込みをしてないと、権利が解約になってしまいます(解約に関し、NTTからの事前連絡はない)。この権利がないと、南牧のようなアナログ環境では電話が使えません。権利を取り直すか、権利をとらないなら基本料金を高く設定するプランにするほかありません。休止状態にしていて良かった! もちろん、東京のデジタル環境では加入権は不要です。

南牧村でも、NTTによればアナログ回線は時機になくしていく方向みたいですので(なのでISDNも)、それにいまさらシフトしていく気もおきません。なので、こちらでは、電話とFAXを同じにしました。

同じようなサービスを違う通信環境で実現するには注意

田舎でテレワークで仕事をしたい人の中には、今の仕事の電話には、複数番号、フリーダイヤル、転送、FAX、を設定していた方もいるかもしれません。

都市部のデジタル環境の中では、コストは気にするほどではないが、これを田舎のアナログ環境で同じようにしようとするとコストがかなり違ってきます。私が東京にいたときに利用していた、ひかり電話オフィスA(エース)というサービスがあります。ボイスワープ(転送サービス)、複数番号、ナンバーディスプレイ、フリーダイヤルなどをしていました。これをアナログ環境でやろうとすれば、おそらく3倍ぐらいの費用がかかりそうです。

東京にいたとき、通信費が安くなりますよ、という営業トークに安易にのっかって(いまでも頻繁にそういう営業があるが)、機器が運ばれてきた段階で、これでは今まで通りに機能しないことがわかってすぐに解約したことがありました。

そのときの経験から、自分がどういうサービスを利用していて、通信環境がどうなっているのかをよく理解しておくのが大事だと学びました。同じようなサービスを違う通信環境で実現するのは、よほど注意してかからないといけません。

通信会社の相談窓口もオペレータによる対応なので、こちらの状況を踏まえた提案などは期待するほうが土台無理で、こちらが今の状況をよく理解して、どうしたいのか、伝えないと、オペレータの対応にイライラしてしまうことになります。

田舎にはスマホが通じないエリアもある

南牧村は、幹線沿いの集落は、ドコモ・au・ソフトバンクとも、まずまず入ります。しかし少し外れたところに行くと、auは使えないエリアがでてきたりします。

自分のスマホが通じるかどうか、こればっかりは、その地点で実際に確かめる以外方法はありません。

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執筆者:有賀知道

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