ようき農園として、道の駅である程度の期間と量で売った初の商品が空心菜です。7月末~10月初めにかけて130袋ほど売れました(一日130袋ではありません、合計です、念のため)。お客さんの反応を見ながら途中で量や値段を変えたり、売れ残ったものは半額にしての結果です。売上げ合計2万円ちょっとでした。
空心菜を栽培したのは初めてです。どんなふうに収穫できるのかよくわからなかったのですが、思いのほか結構な量が収穫できそうで、うちの周りだけではまったく食べきれそうもないので出荷と相成りました。
畑の粘土質の土にも合いそうな作物として空心菜を栽培候補にあげていただけです。そういえば、東京にいたときに、町中華に行っては思い出したようにメニューにある空心菜炒めを注文するが一度も出てきたためしはなく、いつも豆苗炒めのようなものでお茶を濁されていたことが頭の片隅に合ったのでしょう(恥ずかしながら、その時は旬がいつかなんてことは頭になし)。
幸い、道の駅で空心菜を売っている人が他にいなかったので値付けは自由にできました。他の人が扱ってないということは売れないからということもあるかもしれませんが、値引きしないで一日5袋売れればよく売れたなという感じです。
ところで、田舎の道の駅に商品を出してくるのは、農家の人ではなく、主に年金暮らしの高齢者の方ということになります(何せ高齢化率日本一の村です)。道の駅の販売力がものすごいというなら別ですが、田舎の道の駅ではそうもなりません。農産物を売って生計を立てていこうとする農家には魅力的な販売ルートにならないようです。
しかしながら、うちのように多品目栽培でお客さんと直接つながろうと志向する場合、地元の道の駅はぜひとも活用したいところになります。となると、年金暮らしで余暇として農をしている高齢者と同じ土俵には乗るということになります。
今回の空心菜のように競合がいないということであればいいですが、そのような作物ばかりつくるわけにもいきません(もっとも、南牧村の道の駅に競合がいないだけで、街にでてスーパーには空心菜はあり消費者は比べるので好き勝手はできませんけどね)。
競合とどう戦うか?
これまでなら、相手の弱い所を攻め、自分の強い所を強調するみたいになるでしょうが・・・
そもそも田舎で競合とか言ってること自体が世迷言か、、、ともあれ余暇として農をしている高齢者との競合は避けたいところですし、そもそも、高齢者が農作業で体を動かし健康になり小銭を稼ぐのをどんどん推奨したいところです。
うちがまったく違う展開をすればいいだけで競合は避けられますね。それはおいおいやっていくとして、まずはうまく栽培できるようにするのが先決です。
今回50株ほど栽培しましたが、商品供給能力はありあまっていました。うまく栽培、販売ルートの確立、作付け計画、三位一体になる日を手繰り寄せていきます!