残念ながら虫につかれて大豆としての収穫はできませんでした。ダメもとで種採りしたら大丈夫そうなのもチラホラありました。救いは早獲りしてエダマメとして美味を味わえたことぐらいです。
栽培経過を振り返る
6月28日にダイズの種まきをしました。もう少し早く10日ほど前に種まきしようと計画していましたが、害獣対策に追われて、その時期になりました。
ただ、その後も食害にあい、7月12日に害獣防止ネットで四辺を囲むまではほとんどの株が育つ前に食べられてしまいました。
ただダイズはまだ種が残っていたので、追加で種まきをすることができました。
7月5日。発芽してくる
発芽してくる。7月5日(種まきして7日後)
7月12日。食害にあう
ダイズ、双葉より上は食べられ、残った胚軸部分が痛々しい。7月12日(種まきして14日後)
順調に育ってきているものも何株かあった。7月12日
害獣防止ネットで四辺を囲んで対策をした後、余っていたダイズの種で再度種まきをする。
8月6日~ 順調に生長してくる
害獣の心配なく育ってきている。少し大きい株が当初種まきしたもの。8月6日(再度種まきしてから25日後)
順調に育ってきている。8月15日(最初からは48日後、再度種まきしてから34日後)
最初に種まきしたものからは花が咲き始めてきた。8月15日。
9月3日(最初からは67日後、再度種まきしてから53日後)
最初に種まきしたものからは実がだいぶ付いてきている。9月3日。
9月24日。虫に食われている
調子よく育っていると思っていたが・・・。9月24日(最初からは88日後、再度種まきしてから74日後)
いたるところが虫に食われているのに気づく。9月24日。
10月3日~ 虫対策で2本立ちから1本立ちにする。
虫に食われている莢を取り除いたりする。10月3日(最初からは97日後、再度種まきしてから83日後)
風通しをよくするため、2本立ちしていたのを間引きして一本立ちにする。間引きしたもの。10月12日。
虫に食われていない莢は、エダマメとして恩恵にあずかる。
この時期に、虫対策で木酢液を薄めて噴霧してみましたが、効果があったかどうかはわかりません。木酢液は何となく良さそうだというイメージで使用しましたが、後で読んだ『食卓の安全学』(松永和紀・著、家の光協会、2005年)でみるとそうでもなさそうなので、来年は違う方法を試してみるつもりです。
11月15日~ 枯れてくる
枯れてきている。11月15日(最初からは140日後、再度種まきしてから126日後)
葉も垂れ下がってきている。12月5日。
根元からすべて切り取る。虫に食われて無残な感じ。12月12日。
まだ完全に枯れ切っていないものもあります。枝付きのまま風通しのいい日光の当たるところで乾燥させておく。
莢と種を乾燥させる
植物の発芽に必要な3要素があります。「水、酸素、温度」です。ということは、自家採種したものはなるべく逆の状態で保存しておけばいいということです。中でも乾燥は大事です。カビが出にくくもなります。
乾燥ネットで刈り取った莢を直射日光に当ててよく乾かす。
直射日光に当て莢がよく乾いたら種を取り出す。元気のいいものはパかっと莢がはじけるので気持ちいい。
ほとんどのものは虫に食われている。
中には、生きたままのウジ虫も目撃。
大丈夫そうな種だけ選別する。
乾燥ネットを利用し、種は日なたで干し、さらに陰干ししてよく乾かす。
保存容器には、名前と採種年月を記入しておく。温度変化の少ない冷暗所に保管。冷蔵庫でもいい。
丁寧に保存しようとならば。
量の多い豆類や穀類は、ペットボトルに9割ほど爪、フタを半開きにして1カ月ほど置く。種が呼吸してビンの中が二酸化炭素で満たされ、その後密閉すれば種の消耗も少なく虫なども入らない。
『自給自足の自然菜園12カ月』(竹内孝功・監修、新田穂高・著、宝島社、2016年)