本日、3月21日、ジャガイモの種イモの植え付けをしました。今年は例年よりも暖かく、もう霜が降りる心配もないみたいな状況だったからです。
植え付け前の準備をする
まずは何はさておき、種イモを用意しないといけません。種イモづくりにとりかかるのは、まだまだ先のこととして、初のジャガイモは、一般的な品種である「ダンシャク」にしたので、ホームセンターで買ってきました。
「種芋は大きめのものがいい」「いや、小さいものがいい」にはじまり、「太陽にあてってない場所においてあるものがいい」、大きめの種芋を切り分けるときは、「お尻から分けるように切る」「芽の数が同じようように切る」「芽ごとにきりわけるぐらいでもいい」、切った後は、「太陽に何日間かあてたほうがいい」「2時間ぐらいあてればいい」「太陽にあてなくたって大丈夫」「切断面は草木灰をまぶしたほうがいい」、植え付けるときは、「切断面を上にするのがいい」「下にするのがいい」 ・・・やり方は、十人十色。聞く人ごとに違ったりします。
状況に合わせて自分の理解と納得するような形でやるということになりましょうか。私は、同じ村に住んでいて研究熱心でいろいろ試すことが好きな同級生のアドバイスと、『自給自足の自然菜園12か月』『自然農の野菜づくり』などを参考にしました。
コメリで3キロ、758円で買ってきた。29個入っている。
植え付ける場所の気候に慣らすために、一月ほど前には買い込んでおいたほうがいいと同級生が後で教えてくれましたが、私が買い込んできたのは10日ほど前。来年からは、もう少し早く買うことにしよう。
植え付け予定日の5日ほど前から日光にあてる。
『自給自足の自然菜園12か月』 には、1週間ほど日光に当てて、「植え付け前に種イモを鍛えて病気に強くします。すでに発芽を始めた種イモは、日に当てると芽の成長が抑えられエネルギーをため込み、植え付け後の生育も揃いやすい」とあります。
お尻(親イモとくっついていたところ)の反対側にある頂部は芽が集中している。
頂部の芽を取り除く。これは、あまりやらないみたいです。
『自給自足の自然菜園12か月』 には、頂部の芽は弱い。植え付け前に切り落とす。「残した下側からは発芽が促進されて太い芽だけが出てきます。芽数が少なくなり、その後の芽欠きはほとんど必要ありません。」とあります。さらに、Mサイズまでは頂部を落とすだけで切り分けず、120g以上は縦半分に切る、となっています。
後の管理が楽になりそうなので、このやり方を採用です。
頂部の切断面を2日ほど日光にあてる。『自給自足の自然菜園12か月』では4,5日とありましたが、そこまではしませんでした。
切断面がかさぶたのようになる。病気を防ぎ、乾燥に強い種イモになるそうです。
種イモを植える
ジャガイモは水気を嫌うので、植え付けも収穫も晴天が続いた日を選びます。植え付けは『自然農の野菜づくり』を参考にしました。
植え付ける周辺のみ草刈りし、宿根性の根を切ったところに、種イモを植え付けるというやり方です。ただ、今回は15年以上も耕作が放棄された畑だったので、イネ科の根がすごかったので、それらは、1か月ほど前から何回かにわけて根を断ち切っておきました。
頂部の切断面は、上にして植えることにしました。お尻を下にしたほうが、しっくりくるという単純な考えからです。とともに、管理が楽になりそうな記述をみつけたからです。『自給自足の自然菜園12か月』 には、「こうすると育ったイモが地表に出にくく、少ない土寄せの量ですみます。」とあります。
区画を最大限利用するように、条間60cm、株間40cmで植え付けるために、目印になるところマークしておく。
植え付けるところの周り半径15cmぐらいを、ねじり鎌で草をどかして、土を露出させる。
深さ10cmに植えるように、小さいスコップで穴をあけていく。
切断面を上にして種イモをうめる。切り口を十分に乾燥させておけば、病原菌が入る心配もなさそうです。
植え付けた後は、土をもどし、土と種イモが密着するように、手で押さえつけておく。そして、草を上から覆っておく。
1.2~1.5m×3.5~4.5mの区画に、同じことを繰り返して、種イモ29個をすべて植え付けました。29個でも植えすぎな感じでしたので、大きめのイモも切り分けずに植え付けました。切らずにすむように、頂部の芽を取り除く方法にしたということもあります。
今後の管理
土寄せ、草刈り、草マルチをしていくことになります。風通しや日当たりがよくなるように草刈りには十分に気をつけていきます。
ジャガイモは、小麦、トウモロコシ、イネについで世界で四番目に収穫量の多い作物です。原産地のアンデス地方では、インカ帝国の時代もジャガイモのおかげで飢えなかったと言われています。
今年の結果を踏まえて、今後も、毎年植え付けていきます!