田舎に越してきて、最初はプランター栽培、翌年に50㎡ほどの家庭菜園、今年は10アールの畑へと拡大です。
周りの人のアドバイスを聞く
実家の敷地内にあってどう使ってもそんなに文句を言われない家庭菜園と違って、今回は借りているところなので慎重に進めていかなきゃです。
とは思いながらも最初は、耕さず、植え付ける周りだけ土を柔らかくしてそこに桑を植えるつもりでした。ススキも刈り入れて肥やしにしようとしたのはいいが、そのまま放置するぐらいの気でいました。
でも方針転換です。どうせやるなら、栽培の理解を深めるためにもできそうな準備をしてみようという気になってきました。今後、畑をさらに借りることになるかもしれません。畑を借りる のところでも少し触れましたが、今後畑を借りやすくするためにも大事なことでしょう。
- 堆肥などを入れる
- 耕耘
- 防獣柵をつくる
途中、借りた耕運機を壊すとか、堆肥を買い増しするとか、行ったり来たりは多少ありましたが、基本的にはこの流れです。
周りの人の評として、土壌が固い、栄養分も少ないとの指摘を受けて、何かしら手は打たなければならないとは思っていましたし、桑だけではなく、健康茶など違う作物も作ることにしたのでこの流れが妥当かな~というところです。
今後、桑以外のエリアでは、堆肥をすき込んで耕耘したりはできるでしょうが、桑エリアは一度植えてしまえばそう簡単にはできません。安全パイで堆肥を入れて耕耘ということにしました。
変な堆肥を入れるわけでもないし、長い間耕作されていなかったところなので耕耘のし過ぎということもありません。
シカのフンなどがあちこちあるので、最初に柵をつくって動物などが入らないようにしてから、畑の準備にとりかかろうと思っていました。プロ農家Iさんの「柵をつくってしまうと、堆肥をまくとか、耕耘するとか、出入りが不便になるので一番最後にするのがいい」というアドバイスで方針転換、柵作りは一番最後にしました。
これにとどまらず、Iさんにはススキを畑に入れることにはじまり、すべてにおいてアドバイスをいただいたのみならず、ススキを短くする押切機というこれまで見たこともなかったものを貸してもらったりしました。
ススキをそのまま畑に放り込んでるのを見て「そうじゃないよ」と思っていたでしょうが、温かい目でもって助けてもらいました。押切機のおかげで、短くなったススキを耕耘してすき込むことができました。
そして、幼なじみの百さんの協力とアドバイスがなければ、にっちもさっちもいがなかったでしょう。小中学校の同級生28人、今その同級生で村にいるのは、百さんとワタクシだけです!
健康長寿村構想は、痛風のワタクシ、糖尿病の百さん、(今のところ一応)健康なYaheiさんのトリオで始まることになります。
畑の準備の経過
畑の場所は、10年以上耕作に使われていませんでした。2年ほど前に一面生えていたススキも根ごと掘り起こしきれいにして使える状態でしたので、畑の準備としては楽なほうかもしれません。
- 12月末 畑の周りに生えているススキを畑に入れる。
- 2月4~6日 プロ農家Iさんに貸してもらった押切機でススキを短くする。
- 2月8~10日 コケや草をとるためレーキで畑の表面をかく。残っているイネ科などの根も鍬でとっておく。
- 2月12日 幼なじみの百さんに連れられて隣村の上野村へ堆肥を買いに行く。30l×7袋。
- 2月13日 堆肥を畑にまいておく。桑エリアのみ。ススキも一面に広げておく。
- 2月19日 役場から借りた7馬力の耕運機をかける。耕運機は役場から百さんに手伝ってもらって畑まで運び、使い方も教わる。耕運機は翌日壊す。
- 2月24日 ホームセンターに防獣柵の資材(ワイヤーメッシュと直管パイプ)を百さんと買い出しに行く。5.5mのパイプは切断機を借りてその場で半分に切る。貸トラックで畑まで運ぶ。
- 2月25日 百さんにパイプのバリ取りをしてもらう。10mほどワイヤーメッシュと直管パイプで柵を作ってみる。追加堆肥を買いに上野村へ。
- 2月27日 追加堆肥をまく。30袋。
- 2月28日 10mの柵を都合により撤去。
- 3月1日 単管パイプの支柱を2m間隔で打っていたものを、1.5m間隔で打ち直す。10mほどテストする。
- 3月3日 役場から借りた3馬力の耕運機をかける。耕運機は役場から百さんに手伝ってもらって畑まで運ぶ。
- 3月4~6日 百さんの協力のもと防獣柵を設置する。
ここを作物を育てるべく準備。2年ほど前まではススキが一面生えているところでした。
畑の周りにもススキなどが生えている。
刈り取ったススキをどしどし畑に入れていった。
ススキが長いままでは耕耘できないので、押切機でススキを短くしていく。本来なら、刈り取った時点で短くして畑に入れたほうがよかっただろう。
隣村の上野村の堆肥センターで調達してきて、畑一面にまく。
土壌が固いので、ものすごくゆっくりと進んで耕耘する。
全面耕耘完了。
防獣柵を作ってこれで畑の準備は完了。