道の駅で週一回パートをしている嫁さんが帰ってくるなり、うちの野菜を「エネルギーがある」と言って買ってくれたお客さんがいたのよと報告です。何があったのか話しはじめて着替えるのも忘れています。
パッと見、すぐにこの辺の人じゃなくて都会の人という雰囲気を醸し出していて、近づきにくかそうだったが、うちの野菜と、もう一人違う生産者さんの野菜を手にとりながら、その女性「何このエネルギー」と感心しきりにうなっていたそうな。
嫁さん、うれしさでとうとう黙っていられず「その野菜、うちでつくっています・・・」。他の出品者さんのを差し置いて自分のところのものを勧めることはしないので超遠慮しがちにです。
それで栽培環境なんかを話しつつ、この野菜は、どこで買えるのかとか、サイトで売ってないのか・・・とか言われたが、現状、村の道の駅と村内の食品加工所などにしか売ってないので、「またのお越しをお待ちしております」で別れたのよ。
エネルギーがある? 新手の褒め言葉か、いまひとつ何のことやらという感じはありますが、言われて悪い気はまったくしないです。嫁さんも、自家野菜を食べるようになって便秘がすっかりなおってしまいました(原因はそれだけではないでしょうが)。そのようなことなのかなー と勝手な理解です。
そうしたらおそらく3週間後、道の駅に出ていた嫁さんに「また来ました!」と。一日何十人、百数十人のお客さんと接するので一回来た人の顔を思い出すことは、よほどのことがない限りないようですが、よほどのことだったのですぐに思い出したそうです。
聞けば、埼玉からということです。またうちの野菜を買って「どういうやり方でもいい、農園の都合に合わせるので、どうしても送ってほしい!!」と。嫁さんからすぐに私に連絡がありました。
そこまで言われれば、栽培者冥利につきます。それに応えられないでどうする、という気持ちがムクムクと沸き起こってきます。やれる限りやってみよう。
もっとも今後、お客様と直接やり取りをする方向を主にしていくつもりなので、多少考えていたよりも時期がはやまったかなというで、いいチャンスです。勉強の機会です。
月初めに出せるもので送るということにしました。お客さんの顔が見える中での安定した多品目の提供というプレッシャーも利用しつつ、ようき農園の充実を図っていきます。
お客さんにはこれでエネルギーを存分に吸収してもらえれば、この上ないです。
記念すべき第一回目の宅配ボックス。トウノイモ、カボチャ、サツマイモ、モロヘイヤ、クウシンサイ、トウガラシ、レモングラス、ホーリーバジル、おまけにイチジク。