名前を安易につけてしまうと、後悔します。ネット上での存在も意識した名前にします。
サービス内容を整理する
高齢者施設に呼ばれて、笑いヨガをやるとき、レクリエーションという扱いです。施設では、ほかにも、手足を動かしたり、頭を使ったりするゲームなど様々やっています。高齢者レクレーションというみたいです。
Yaheiさんは、高齢者が喜んでくれそうなサービスは何なのか考え、リストを作ることから始めました。
大まかに事業の骨格らしきものは決まりまってきましたが、それに肉付けしていくことになります。肉付けの一番大事なところは、 高齢者が喜んでくれそうなサービスを多数そろえて提供できるようにすることです。その内容をどうするか?
Yaheiさん、リストをつくっているうちに、施設でやっているようなレクリエーションというと、どうしても受け身的な感じが気になりだします。
レクレーションに参加するだけで完結するものから、日常生活の張り合いになるようなものまで幅広く対応していくのはどうでしょうか。健康寿命を延ばすお手伝い、健康長寿のお手伝いになるような内容です。
まずは、簡単なレクリエーションから始めて、皆で出来るレクリエーション 、ストレッチなど体を動かすもの、状況を見ながら、料理、DIY、英会話、スマホやパソコンの操作方法や、メルカリを使った販売まで支援のラインナップをどんどん増やしていければいいかな。
内容は、健康長寿のお手伝いにかかわるもの、と決まりました。
現状どうなっているかを調べる
Yaheiさんは、内容を整理するにあたり、ほかに似たようなことをやっているところがないか、あるとすればどのようなものなのかも調査します。それと内容をつくっていくにあたって、より受け入れてもらいやすいように現状がどうなっているかも知っておかなくれはなりません。2つの調査をします。
- 同じようなサービスについて
- ターゲットにしたいところは、現状どのようにレクレーションを実施しているのか
高齢者施設にレクリエーションのインストラクターや講師を派遣する事業をしているところも、多くはないですが、あるようです。ただ、おおむねイベント色が強い感じはします。活動の活発具合まではわかりません。大規模にやっているところはなさそうです。近隣でやっているところはありません。
高齢者施設では、主にスタッフがレクリエーションを担当しますが、重荷にはなっているようです。ボランティアの人に手伝ってもらったり、大きなイベントのときは外部のインストラクターなどを頼むときもあるみたいです。スタッフの中には、レクリエーションの技量を上げたいと思っている人もいます。
そもそも、お役所では、高齢者レクリエーションという言葉もあまり使ってないようです。福祉事業などでインストラクターや講師を手配してやることもありますが、ゆくゆくは住民同士が教えたり教えられたりする方向を目指している感じはします。
ネーミングする、その1
内容の方向性が決まってくれば、名称をどうするかも考えだしたいところです。途中でも変えることもできますが、なるべくなら最初のうちから意識して、しっかりしたものを付けておきたいものです。なぜなら、名前によって成功と不成功を分けるぐらいに重要だからです。ネット上での存在も意識しておかなければなりません。
名称は、ひまわり高齢者レクリエーション支援センターです。ひまわりは、明るい感じがして私、大好きなんです。笑いヨガのボランティアクラブが、「ひまわり笑い場支援センター」でやっていたので、それを高齢者レクリエーションに発展させればいいかな、と。
私も、「ひまわり」で、覚えやすいし親しみがでるし、「高齢者レクリエーション支援センター」が入っているので、パッと見、何をやっているところかわかりやすいので、いいかなと思いました。
まだこの名称で事業を展開しているわけではないので、外部の人には全然関係ありませんが、Yaheiさんは、私との間でこの名称を1か月ほど使って変えました。
ネーミングする、その2
『インターネット・ブランディング11の法則』(アル・ライズ、ローラ・ライズ共著)において、「インターネット上においては、名称は孤立した存在である。だから優れた名称をつけるべきだ」と言っています。優れた名称とは、固有性のあるものということです。固有性に加え、次の8つの指針に合致していれば、より効果的と指摘しています。
- 名称を短くする
- 名称は単純にする
- 名称からカテゴリーを連想させる
- ユニークな名称にする
- 名前に韻を踏ませる
- 口にしやすい名称にする
- ショッキングな名称にする
- 名称を個人名にする
すべて満たすことは不可能でしょうが、どれを重視するのかは大事です。「ひまわり高齢者レクリエーション支援センター」の名称は、3は完全に満たしています。3だけでもいい気もします。
3は、ネット上での存在を意識したときに大事です。たとえば、高齢者レクリエーション関連で検索されたときに、タイトルなどでわかったほうがいいですし、たまたまサイトを訪れた人に対しても、名称で何をやっているところかパッと見わかったほうがいい。
また、例えば、今後、施設や役所に営業DMなどを送る機会があったときに、名称で何をやっているところが分かったほうが、すぐにゴミ箱行きになるのを防ぐことになるかもしれません。
でも、ちょっと長い気もします。手書きをするときに、書くだけで嫌になるぐらいの長さです。
手書きするだけでも大変です。
ひまわり高齢者レク支援センター
高齢者施設では、レクリエーションでは長いので、「レク担当」「体操レク」とか、レクと呼んだいることが多いのを思い出しました。サイトなどでも、「レク素材」とか「レクネタ」なんて言ってます。
これはいいと思いました。名称が短くなっただけでなく、「レク」には、レクリエーションはもちろんのこと、レクチャーとか、レク〇〇〇〇とか、健康長寿のお手伝いにかかわるもののワードを入れて、内容を充実させることができます。
ちなみに、個人的には、「やへい高齢者レク支援センター」ぐらいまでいって、固有性を出してもいいかな、と思ってましたが・・・。
「ひまわり」という名称ですと、高齢者施設で「ひまわり」がついているところもあるので、ネット上で他のものに紛れてしまうかもと気になりました。でも、そんな小手先のことよりも、自分の思い入れのある好きな名称にするほうが、やる気もあがるので重要かもしれません。