村に残る数少ない同級生の百さん、私がやるよりも数年前から畑仕事をしているので先輩でもあります。育った環境も私なんかよりもぜんぜん土になじんでいました。その百さんが、フレコンバッグ2枚を持ってきてくれました。
フレコンバッグが手に入る
フレコンバッグは、正式名称をフレキシブルコンテナバッグと呼びます。村内でも建設現場のようなところでよく見かけます。土砂を入れて土嚢のような感じで使われているみたいです。
さて、南牧村にソロ専用キャンプ場をDIYで作っている人がいて(現在プレオープン中)、そこに百さんは週一ぐらいで手伝いに行ったりしています。その現場で使わなくなったフレコンバッグがあったので持ってきてくれたわけです。
じつは百さん、今の時期、枯れ葉を集めてきてフレコンバッグに詰めて腐葉土づくりをしています。半年ほど放置して、腐葉土になりきってはいませんがそれを、サツマイモの苗を植え付けた周りに敷いておいて草抑えに利用しています。草抑えの役割が終わってもそのまま放置しておけば肥料になります。
それで、うちでもどうかとフレコンバッグです。
もちろん、やりましょう!
さっそくに日取りを決めて、近くの枯れ葉が確保できそうな所へGO! 場所の目途はついていました。いつかはこのあたりの枯れ葉を使って腐葉土なんかを作ろう、と。百さんも指導係です。ちなみに、百さんのところでは、枯れ葉が確保できる場所へ何人かが出没していて競い合っているようです。
フレコンバッグでの腐葉土のつくり方(あるもので)
フレコンバッグ2つを畑のすみに設置。
フレコンバッグ一つに、枯れ葉を集めた青いネットが7つ入ることになります。計14袋。軽バンで2往復です。
畑拡張で、竹藪を開墾して竹が大量にあるので、それも使うことにする。分解しやすくするように、節のところをハンマーで軽く割っておく。筒の状態は壊さないように。
筒状の竹を入れることで空気の層も作ろうというのが狙い。
まずは、土を入れる。その後、枯れ葉、竹、米ぬかを入れていく。そして、同じことの繰り返し。量は適当だが、枯れ葉が8割ぐらいは占めるようにしてやる。
何回目かの竹を入れたところ。
何回目かの土を入れたところ。
何回目かの枯れ葉を入れたところ。
途中、途中で、上に登って踏み固めてやる。かなり下がる。
仕込み完了。2週間後、1か月後、2か月後、できる範囲で切り返しかき混ぜるようにしよう。1年はおいときたいところ。日がたてばかなり嵩が減ってくるだろう。
そうでした、米ぬかだけは、あるものではないです。いつも買っている米屋さんから仕入れてきました。
フレコンバッグは、水も通さず通気性もないのでそれほどうまくいかないかもしれません。百さんのところで競い合って枯れ葉を集めている人の中には、フレコンバッグ級の巨大な竹かご(どういうものか見てませんが)に枯れ葉を入れてシートをかぶせている人もいると言います。ともあれ、フレコンバッグで一度やってみてどうなるか見てみることにします。