網戸の張替えは自分で簡単にDIYできるんだ、と知りさえすれば、できたも同然です。

田舎暮らしは、虫との戦い
わが家で一番出てくるものと言えば、テントウムシです。どこから侵入してくるのか、秋の掻き入れ時には、吸引力の弱い小型のサイクロン布団掃除機にも登場してもらいます。
気にしなければいいのですが、気になりだして掃除機で吸い始めて、すぐに50匹ぐらいになって、外に放出しに行って、少し時間が経つと、また目立ちだして吸い始めて、放出・・・最終的には、きりがないので見ないふりをするという感じです。
何の影響か一度きりですが、風呂場に100匹ぐらいはりついていた時は、さすがにゾッとしました。
テントウムシのようにどこから侵入してくるのか、わからないと手のうちようがありませんが、だいたいは網戸が虫の侵入を防いでくれます。夏の暑い時期に窓を開けっぱなしにできるのも網戸があってこそです。
田舎に来て一番最初にやったDIYは網戸の張替え
2年前の6月中旬にこの家に越してきて一番最初にやったDIYは、網戸の張替えでした。網戸がボロボロで、その隙間から虫が入ってきているようでした。(決して虫にビビッてしまったわけではなく)最初のDIYとして簡単な感じがしたからです。
簡単な感じがしたのは、マンション住まいの義父と義母が、自分で網戸の張替えをしたことがあるという情報をキャッチしたからです。そうか、自分でもできるんだ、と。
自分で簡単にDIYできるんだ、と知りさえすれば、網戸の張替えはできたも同然です。
なぜなら、ネット検索すれば、どんな材料と道具が必要かもを含めて、すぐに張替え方法が出てくるからです。YouTubeを見れば、何だ、こんな簡単なことだったのか、という具合です。
私も2年前に最初に網戸の張替えをやったときは、YouTubeさまさまでした。たしかに最初は、動画が便利で参考になりましたが、いまは少し難点もあります。編集のよくできているものは別ですが、最初から見ないといけないということ、時間がかかること、要点がわかりづらいことです。
身体に沁みついているほどやっているわけではないが、最初から学ぶ必要のないようなものは、要点だけ確認できるほうが便利かもしれません。
今回は、実家の網戸の張替えの手伝いに行ってきました。10年以上も張替えてなかったので、日当たりのいいところは、ボロボロ状態、すでに崩れ落ちているものあります。
DIY修理での網戸の張替えの仕方
網戸は、ネットをゴムで外枠の溝にはめ込んでいるだけです。それを張替えるのに特に用意するものは3つだけです。どれもホームセンターで安く手に入ります。
- ゴム
- ネット
- ローラー

ボロボロの網戸。ゴムでネットを溝にはめ込んで固定しているだけ。
ゴムを買うのは少し注意が必要です。サッシの溝の幅が違うのに合わせて、太さの違うものがあります。3.5mm、4.5mm、5.5mmなど5種類あります。現状で使っているものを少し切ってホームセンターにもっていって、確認してくるのが無難です。確認するツールがあるホームセンターもあります。
ただ、長年使用していたゴムは細くなるようです。ホームセンターで新品の太さと見比べたり、ツールを使ったりしても判断がつきにくいことがあります。そのときは、太めのほうを買ったほうがいいです。太めのものであれば、最悪、引っ張って細くして使うこともできます。
20年ほど網戸の張替えをしていなかったものをDIY修理した知人がいます。古いゴムを少し切り取って、自分で条規で計測して4.5mmと判断。ネット通販で買うのが安そうだと、後でまた使う場面もあるだろうと、150mのロール買いをしました。しかし、実際やってみると・・・。古いものは要注意です。
網戸のネットは、網目の密度と、色、素材、に種類があるので、用途や好みに合わせて選びます。こだわらなければ、ホームセンターにある一般的なもので大丈夫です。
ちなみに、色はグレーが一般的ですが、黒は室内から屋外がキレイに見通せます。外側が銀で内側が黒という組み合わせもあります。屋外からは室内が見えず、逆に室内からは屋外がキレイに見通せるという特徴があります。
古いネットを外す

同じ時期に張替えたとしても、日光の当たるところは劣化が早い。

ドライバーなどで、ゴムを溝から出す。ゴムを外せばネットは取れる。その後、サッシはきれいに掃除する。
網戸を張替える

ネットをセットする。網目が傾かないように注意。

ネットをクリップで留めて固定する。

サッシの短い辺からローラーでゴムを押し込むが、角のところ10cmほどは長い辺にかかるようにする。

ゴムを一周押し込んできて完了。

カッターで、余分なネットを切り取っていく。

四つの角をハサミで切っておくと、カッターで角のところが切りやすくなる。

慣れてくれば、網戸の張替えはほんと簡単にできます。