インゲンは、トウモロコシを支柱にするつもりでしたが、トウモロコシは害獣被害で全滅してしまったので、支柱を組まなければならなくなりました。害獣にやられてばかりなので、新たな種まきにむなしさもただよいますが、当初計画して用意した種のはこれで終わりです。
インゲンの種を用意する
トウモロコシが主食のネイティブアメリカンの間には、トウモロコシ、カボチャ、インゲンの三姉妹の物語が伝わると言います。主食のトウモロコシ姉さんに、走りまわる次女のカボチャ、おんぶされる末っ子のインゲンというイメージです。
こんな話になるほど、相性がいいということでしょう。わが家庭菜園もトウモロコシが育ってきたら、株元にインゲンを植えて3姉妹にしていく予定です。
と、トウモロコシの種まきの時には、イメージを膨らませ勢い込んでいました。しかし、カボチャもトウモロコシも、害獣被害ですでに畑から姿を消しています。今回のインゲンこそはと言いたいところですが、少しでも種採りまでもっていければ御の字です。
インゲンは、カボチャとトウモロコシを買ったのと同じところ、自然農法国際研究開発センターから種は購入しました。島村インゲンという在来種です。
商品の説明には、「埼玉県の島村氏が自家採種してきた平莢のつるありインゲン。ウイルス病に強く、着莢の早い早生品種。莢長18cmが収穫の目安。種子を完熟させて煮豆にしてもおいしいです。 」とあります。
島村インゲン、20粒、500円。
当初の計画では、トウモロコシを支柱にしようと思っていたので、種まきの時期はもう少し後になったでしょうが、トウモロコシはすでにないので、いま種まきをしました。
もっと早い時期からインゲンは種まきできますが、『自然農の野菜づくり』の高橋さんは、「サヤインゲンは夏のイメージがありますが、わたしの経験では七~八月に種を降ろして涼しくなっていく頃に収穫期を迎えたほうが元気よく、実りも多いです。」と書いています。
インゲンのつる用に支柱を立てネットをはる
支柱とネット張りは種まきして芽が出だした後でもいいが、梅雨の季節でもあるし、いつ畑に出られるかわからないので、種まきと一緒にしてしまいました。害獣対策で用意した1mのメッキパイプが2本余っていたので、それを利用することにしました。
支柱の高さは2mにはしたいところです。風で倒れないように、しっかりと50cm以上は地中に打ち込みたい。1mのパイプに接続できる、1.8mのメッキパイプを用意することにしました。足して2.8m、50cmを地中に打ち込めば地上部は2.3mになります。
地中に打ち込みやすくするために、パイプの先をハンマーでつぶしておく。
場所を決めて、ハンマーでパイプを打ち込み支柱にする。
1.8mのメッキパイプは先が少し細くなっていて、同じ太さのパイプと接続できるものを用意する。
ネットが張りやすいように、パイプの先には十字に溝の入ったキャップを取り付ける。そこに張り糸を結ぶ。
ネットを使う場合は、説明書をよく見てやるようにします。張り糸に緑の部分を通してから括り糸をほどけ、などと書いてあります。そうしないと、ネットがゴチャゴチャになり収拾がつかなくなります。
キャップに紐を通す方式にしておくと、終点の支柱パイプところで、キャップを取って余分なネットを切り落とせばいいので楽。
ネットの下にも張り糸を通すが、張り糸は終点の支柱パイプに強く結び付けない。余分なネットを切り落とした後に結び付ける。
両端の支柱パイプの中間に、イボ竹の伸びる支柱も立てて補強しておいた。
インゲンの種をまく
支柱の組み方はいろいろあるでしょうが、どれくらいの量を栽培するかによって決めることになりましょう。今回は、種を2点まき10か所なので、両端に支柱を立てその間にネットをはるやり方にしました。その下に株間30cmで一条まきにします。
ねじり鎌を使用して、種まきをするところの土をほぐす。
一か所2点まきにする。種と種の間は5cmぐらいで、深さ1~2cmほどになるようにする。
植え付けた後は、土をもどし、土と種が密着するように、手で押さえつけておく。
草を上から覆っておく。