サツマイモを収穫する。

公開日:2020年11月1日 更新日:

食害以降、完全復活して順調にツルを伸ばしてきたサツマイモ。大きな獲物を収穫できるかと期待も大きかったのですが、そんなにうまくはいきませんでした。残念。

サツマイモを収穫する:自然栽培でプチ自給自足
サツマイモを収穫する。

サツマイモはしぶとい

サツマイモの苗は、買う時期を逸して、半額の売れ残りのようなものを購入しました。それでも簡単には枯れませんでした。その後、食害にもあいましたが、その都度しぶとく復活してきました。これらのことは、サツマイモ、枯れずに復活してくる。 に書いた通りです。

7月初旬に、害獣防止ネットで畑の四辺を囲んで以降は完全に害獣をシャットアウトできました。それから以降は順調にツルを伸ばしてきていました。

サツマイモ、栽培経過を振り返る

6月末まで食害を受ける

サツマイモの苗を植えたのは5月15日です。6月4日に最初の被害に気付きました。あらかた食べられてしまいました。食害にあうたびに害獣の侵入経路と思われるところを防ぎましたが、7月初旬に害獣防止ネットで畑の四辺を囲むまでは食害にあい続けました。

サツマイモなど害獣にやられる。ハクビシンか。

6月4日の状況。

葉が出だす:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

6月20日。葉が再び出てきた。

何度も害獣被害:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

6月25日の状況。またまたあらかた食べられてしまった。

7月から食害をうけなくなって順調に育つ

害獣防止ネットで畑の四辺を囲む:自然栽培でプチ自給自足

7月初旬に害獣防止ネットで畑の四辺を囲んで以降は食害を受けなくなった。

防獣して、しぶとく復活:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

7月5日の状況。しぶとく復活してくる。

葉が再び出だす:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

8月6日の状況。

ツルが伸びる:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

9月3日の状況。いい感じに育ってきている。

ツルからの根が定着しないようにする:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

9月3日、ツルからの根が定着しないように、ツル返しも行う。

ツルで一面覆われるようになってきた:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

10月3日の状況。ツル返しも行う。

つる返しもする:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

10月24日の状況。

10月31日、収穫する

収穫準備:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

ツルを持ち上げて株元を探す。

収穫するため株元をみつける:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

株元を見つけたらツルを刈り取る。

収穫:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

株元から少し離れたところにスコップを垂直に入れ掘り返す。ある程度サツマイモの周囲の土が軟らかくなってきたら、ツルを引っ張りサツマイモを掘り出す。

天日干しにする:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

今回は8株ほどで収穫はこれだけ。最初は20株植えていたのだが。天日で半日ほど乾燥させる。

刈り取ったツルを元に戻しておく:サツマイモの栽培経過。自然栽培でプチ自給自足

切り取ったツルを元の場所に戻しておく。

収穫した10月31日の朝の気温は3℃でした。5℃以下になってくると腐るものが出てきます。サツマイモは、地上部が枯れるまで太り続けるので、霜が降りる前までを限界に葉が枯れ始めるまで収穫は待ったほうが良いようです。今回は気温的には限界でしょうが、葉が枯れていたのは一部分だけでそれほど枯れてはいませんでした。それにしてもまともなものが2個しかなかったのは残念です。

来年は、よい苗を準備して害獣対策を万全にしよう

保存は、一個ずつ新聞紙で包んで段ボール箱などに入れ、室内の気温があまり下がらないところにおいて保管します。5℃以下の低温になると腐るので冷蔵庫での保管はしません。

ちなみに収穫したてのサツマイモはデンプンが多く甘くありません。時間が経つにつれ水分が抜け、デンプンが糖に変化することにより甘みが増していきます。貯蔵機関が長いほど、貯蔵温度が低いほど糖化が進みますが、低すぎると低温障害で腐敗するから難しいところです。

理想的には、13℃~15℃で湿度90%らしいですが、家庭の場合はそんな管理はできないでしょうから、乾燥させず10℃以上ぐらいをめどにすればいいでしょう。

1~2カ月たつととても甘いサツマイモが楽しめそうです。あまりにも少ない収穫でしたが存分に味わいたいと思っています。

食害以降、完全復活して順調にツルを伸ばしてきたサツマイモ。大きな獲物を収穫できるかと期待もしたのですが、やはりそんなにうまくはいきませんでした。2カ月近い出遅れが響いたのは間違いないでしょうが、品種が合わなかったかもしれませんし、来年は害獣対策を万全にした上でもう一度同じように試してみるつもりです。

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執筆者:有賀知道

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