ジャガイモは枯れてきてから株ごと掘り上げる、それ以外の方法があるはずだなどとは少しも思ったことはありませんでした。途中でつまみ食いができるとはいいことを教わりました。
ジャガイモの実を初めて見る
先月の中旬、大先輩の女性農家のⅠさんの畑におじゃました時のこと、「これジャガイモの実だいね」
「早くないですか、ていうか、ジャガイモの実、初めてみました」
聞けば、ジャガイモの種類は「とうや」ということです。後で知ったことですが、「とうや」は実が付きやすい品種だといことです。これまで「ダンシャク」と「メークイン」しか栽培したことがなかったので実を見たことがなくてももっともです。
ジャガイモは種による繁殖が必要ないため、ジャガイモの花には雌しべと雄しべの両方がついているが生殖能力がないものが増え、花が咲いても受粉せず、実がつかないことが多いらしいです。
「植える時期も、みんな霜を心配して3月中旬くらいから植え付けるようだけど、2月の中旬には植えつけちゃわいね。これまで、霜にあたってダメになったことはないよ」
どうりで、うちのは花もまだ咲いてないのに比べて早いわけです。
「保管もうまくやっておけば、1年中大丈夫。でも、今年の冬の大寒波では少しシートをかけて保温したけどシミちゃった」
たしかに、10年に一度の大寒波、水道も凍ってましたからね。こういう寒さもこれから起こるだろうと思って、水道が凍結する で記事にして忘れないようにしといたぐらいです。
あとは、ネキリベイトだったかなにだったか、これを株元にやっておかないとネキリムシにやられちまうよ、といったありがたい話なども聞かせてもらいました。
採りたて新ジャガを味わう
帰りには新ジャガのお土産まで持たせてくれました。Ⅰさん、ジャガイモの株元の土をチョコチョコっと手で掻き分けてジャガイモを取り出してくれるではありませんか。「こうにやって食べる分だけ取りだすんさ」、掻き分けたところの土をまた戻しておきます。
そうか、こういうやり方があったんだ!! それからチョクチョクうちの畑でも実践するのは当然の成り行きです。
6月最初のジャガイモのエリア。株ごと掘り起こすのはもうちょっと先。
でも、株元の土を少しかき分けてみると、すでに大きくなっている。
その日食べる分だけ取り出すし、また土を戻しておく。
新ジャガは軽くタワシでこすっただけできれになって、それを塩コショウで焼いて、ビールと一緒に味わい至福の時を迎えることにります。