快適に乗ろうとすれば、多少は自分でメンテンナスができたほうがよさそうです。
仏式バルブのタイヤにあった空気入れを用意しました。そんなバルブ方式があるのも初耳でしたが、説明書も読まずに、無理やりねじ込んでみましたが、どうもうまく空気が入らない感じはしたものの、まだそんなに乗ってないから空気が入らないのだろう、ぐらいに考えて出かけました。
途中、空気が抜けてきました。何回も乗ってないのに、もうパンクかよ・・・。田舎の道なので舗装はしてあっても、ところどころ凸凹があるのが良くなかったのかな。何キロも自転車を押しながら歩いて帰らされました、トホホ。
でもパンクじゃなかった。
タイヤの空気圧を適正に保つ
パンクした(と思った)タイヤに空気をもう一回入れて、どのあたりから空気が抜けているか確かめようとしました。そういえば、空気入れにはゲージ(数値表示)が付いているが、さっき空気を入れたときはまったく反応なかったし、何か特別な使い方があるのか、ということでユーチューブで使い方を見てびっくり。
昔の空気入れのように、ただ差し込めばいいってものではなかった。
仏式バルブは、まず、先端についている金具を限界まで緩めた状態にする。先端の金具を指で押すと、プシューとなる。
バルブにポンプの口を根元まで垂直に差し込んで、ロック用のレバーをする。それから空気を入れる。ゲージもきちんと反応。先端の金具を締めて完了。
パンクしたと思ったのは、先端の金具を緩めず、無理やりねじ込もうとして、先端の金具を緩めてしまい、そのまま走り出したからでしょう。
ともあれ、空気圧が不足すると、段差を乗り上げたときなどにパンクしやすくなります。タイヤは何もしなくても自然に空気が抜けていきますので、乗る前には、適正な空気圧になっているか確認します。ゲージ付きの空気入れが分かりやすいです。適正な空気圧はタイヤの側面を見るとわかります。
洗車の手順
ちょっとした汚れなら、水洗いするまでもないでしょう。この自転車は使用しはじめて2カ月ほどなので、今回は水洗いはしないようにしてみます。
もう少し使い込んで、使用感が出てきたときの洗車なら、水洗いしたほうが楽な感じが気がします。ただ、洗車後、水はキッチリふき取るこをするという前提です。洗剤を簡単に落とすことができるので、水洗いはいいです。
水洗いするなら、洗剤を落とすぐらいの水流でいいので、高圧洗浄機は使いません。特に、ハブやボトムブラケット(BB)と言われるところの内側にあるグリスのところは要注意です。水圧をかけないのはもちろんのこと、パーツクリーナーのような脱脂洗剤を吹きかけないように気を付ける必要もあります。
エーゼット(AZ)自転車チェーンメンテナンス6点セットを使用
さて、洗車の用具は、AZ・エーゼット自転車チェーンメンテナンス6点セットを使用しました。作業スタンド(折りたたみ式)、チェーンディグリーザー、チェーン洗浄器、ギアクリーニングブラシセット、チェーンルブ(マルチパーパス)、バイクウォッシュです。あと、ワイプ(紙製の雑巾)があると、何かと便利です。
アマゾンで購入した、AZ・エーゼット自転車チェーンメンテナンス6点セットと、ワイプ(紙製の雑巾)。
洗浄剤には、いろいろなものと使い方があるでしょうが、商品の説明書きを参考にして洗車します。チェーン洗浄、フレーム洗浄、乾燥、注油の順でやっていきます。
まずは、作業ススタンドを付けます。後ろからはめ込んでいくとうまくいきます。
チェーンの洗浄(チェーンディグリーザー)
ブラシでチェーン周りの汚れを落とします。スプロケット(ギザギザのところ)の隙間にブラシを差し込んで汚れをかき出す。
チェーン洗浄器に、洗浄剤のチェーンディグリーザーを入れて使います。洗浄器の中にブラシが付いていて、汚れをこすってチェーンを洗浄するようになっています。
チェーンをうまくセットしないとスムーズに動かないです。
洗浄器に残っていたチェーンディグリーザーを使って、スプロケットも掃除。しつこい汚れも、これで落とせる。ウエスでもいいが、使い捨てのワイプを使うと楽。
チェーンディグリーザーは水で洗い流したい。今度は洗浄器の中に水を入れて、5,6回水洗いする。
ワイプに水を含ませてスプロケットも水で洗う。チェーンはご覧の通りきれいに。
ボディーの洗浄(バイクウォッシュ)
チェーン周りがそれほど汚れていなければ、バイクウオッシュでチェーン周りもすべて洗浄してしまってもいいかもです。
バイクウォッシュを吹き付ける。汚れが落ちてきたら、水洗いか水拭きと説明書にはある。
途中から面倒くさくなったので、液をマイクロファイバークロスにしみこませて拭いた。
水拭きの後、よく水を拭き取っておく。それぞれ違うマイクロファイバークロスを使用。
チェーン周りもよく水を拭き取っておく。
ボディー全部をバイクウォッシュなど洗浄液で洗うなら、洗浄後、シャワーで水洗い、マイクロファイバーで乾拭きという具合でやったほうが楽です。
チェーンへの注油(チェーンルブ)
注油は、よく水を拭き取ってから行います。注油が必要なのは、 ピンのあるローラー部分です。外側のプレート部分ではありません。
一コマずつ丁寧に注油し、一周する。
ワイプでプレート部分に付着したオイルをふき取る。
チェーンのすべてのピンに注油し終わり、余計なオイルを拭き取ったら、クランクを回してディレイラー(変速機)を操作してすべてのギアに変速させます。この作業でチェーンのオイルをスプロケットにも行き渡らせます。スプロケットも余計なオイルは拭きとっておきます。オイルをチェーンになじませるように30分以上はそのまま放置です。
ギアを変速してオイルを行き渡らせる。
雨天後の注油はできるだけ早いほうがいいですが、晴れている時にしか乗らない場合は注油タイミングがなかなか分かりづらいものです。一般的に注油の頻度は2~3週間ごとや、300キロとか言われています。これはあくまでおおざっぱな目安としてそれぞれの状況に合わせてやればいいでしょう。
チェーン以外で、注油したほうがいいところは、ディレイラー関連と、ブレーキ関連のピンとワイヤー部分です。これは、またの機会にします。
できれば、雨の日は乗らないようにしたいところだが・・
雨で濡れたあとは洗車までいかなくても、水を拭き取り、注油はできるだけ早くしたほうがいいようです。濡れたままの放置は厳禁です。となると、できうるならば乗らないに越したことはありません。
濡れたままの放置がだめなので、水洗い洗車は、それほど気にする必要はなさそうです。洗剤を残さないこと、水はキッチリふき取ること、チェーンには注油すること。この3点さえできれば、水洗いした方が簡単だしきれいになりそうです。もう少し乗り込んだらそのようにやっていきます。
– 追記 – 洗浄剤を水で洗い流す方式にする
《2020年5月8日記》
水洗いとは言わずに、水で洗い流す、と言ってるのはチェーンやボディで洗浄剤を使った後に水で洗い流すということだからです。車の水洗いのように、最初にほこりを落とすために水洗いをするようなことはしないからです。
水で洗い流した後は、きっちりマイクロファイバークロスで水を拭き取ります。水の洗い流しは、ホースでシャワーするほどでもないので、2リットルのペットボトルに水を入れてそれで、ジャバジャバかけるだけです。最近はこの方式でやっています。楽です。
- チェーンの洗浄、水で流す。
- ボディの洗浄、水で流す。
- マイクロファイバークロスでボディの水を拭き取る。ワイプでチェーンの水を拭き取る。
- チェーンへの注油。
雨の日は乗らないので、それほど汚れなくて水洗いは必要ない感じです。