この時季の大量のキュウリ、連日の「塩こん部長」の活躍だけではさばききれません。農家さんでお茶請けで出してもらったものを参考に、キュウリのキューちゃんを作ってみます。
大量のキュウリをどうするか、農家も同じ悩みでは
先日、シソがいい感じにできてきたので、栽培の仕方を教えて頂いた農家Sさんのところにサンプルをもって嫁さんとご挨拶にいきました。「よく出かけてきたに~」と土間のところに座らせてもらってお茶タイムです。
お茶請けに出してもらった、キュウリのキューちゃん、なます、どこに出しても売れるだろうなと思いつつパクついてきました。Sさんの野菜づくりのうまさだけにとどまらず、それを使った奥様の料理の腕も合わさって、どこにもつけ入るスキなしという感じです。
いろいろな野菜の栽培の仕方のポイント、料理の仕方のポイントなどなど・・・お話を聞かせてもらっただけでなく、帰りにはキュウリのキューちゃんほか、たくさんの野菜のお土産です。
わが家でもたとえばキュウリは5株栽培し次から次へできてくるので買わなくてもいいぐらいになってきています。でも、自分でも野菜を作るようになって、他の人の栽培方法も味も形も気になります。キュウリのキュウちゃんもパリパリで作り方も気になります。
ともあれ、そんなこんなでこの時季、いろんなところから料理されたものだけでなく生のキュウリも大量です。
連日の「塩こん部長」の投入だけではしのぎ切れません。キュウリの単品から、ゴマ油、レタス、豆腐、シソ、ミョウガ、ショウガ、・・・といろんなバリエーションで組み合わせてみますが。中休みにポテトサラダ、キムチで水増し、ついでに豚キムチにもしてもまだまだです。
大量のキュウリどうする?
Sさん宅から帰宅しいただいたキュウちゃんを食べながら、この悩みはどこの農家でも同じじゃないのか、同じどころか、もっと深刻なのではないかと勝手な決めつけです。お茶請けでだされたものは、その解決策の一例なのでは。とすれば、農家さんなどに行ったときに出されたものを参考にすればいい。
キュウリのキューちゃんの作り方
さっそく、キュウリのキューちゃんを登場させましょう。キュウちゃんのいいところは、保存がある程度きくのと、何より嵩が減るのがいいです。
Sさんの奥さんは、「アツアツの煮汁に4,5回キュウリを戻すぐらいね。あとは、調味料なんかは自分たちの好みに合うように調整していけばいいわ」と。
キュウリのキューちゃんの材料
- きゅうり 10本ほど
- 生姜 適量
- 鷹の爪 少々
- 醤油 2カップ
- 砂糖 250g
- みりん 50g
- 酢 50g
キュウリのキューちゃんの作り方
- キュウリは5mm~1cmぐらいの幅に切る。厚さは好みで。塩をふり30分以上おいてしっかり絞る。厚切りはより時間をおいて絞る。
- 生姜を千切りにし鷹の爪を輪切りにしたものと調味料全てを鍋に入れ煮立てて火を止める。
- 鍋へキュウリを投入。冷めるまで4,5時間以上放置。蓋をしないか、すだれで蓋を覆っておく。
- 煮汁からキュウリを取り出す。キュウリを取り出した煮汁を再度沸騰させて火を止める。
- 再度鍋へキュウリを投入。冷めるまで4,5時間以上放置。蓋をしないか、すだれで蓋を覆っておく。キュウリの色が濃くなりシワシワに。
- 同じことの繰り返し。何回、キュウリを煮汁に戻すかは、味見とかけられる手間次第。何回もやれば味がよりしみ込む(はず)。
今回、残った煮汁は、醬油など半量ほど追加して、新たなキュウリ15本で2回目をやるのに使いました。
煮汁からキュウリを取り出す。何回、キュウリを煮汁に戻すかは、味見とかけられる手間次第。何回もやれば味がよりしみ込む(はず)。
煮汁にキュウリを投入。パリパリするようにキュウリは加熱せず、早く冷めるようにするといいらしい。
塩こん部長シリーズも御飯のおかずでしたが、これはさらに御飯のおともになります。もう毎日食べてます。炊き立てご飯にピッタリです。保存食のような感じですが、水分も多いので2週間ほどで食べきったほうが良さそうです。