シソを栽培しての何よりの楽しみは、納豆ご飯にほんの少しのワサビをのせて朝摘んできたシソとノリで巻いて食べることです。この新鮮で香り豊かなシソでの朝食は何物にも代えがたい贅沢です。栽培者冥利につきます。なにせ、シソは温度が高くなればすぐ痛み出し、水気がなくなればすぐにしなびてきます。虫にも思いのほか食べられます。
ということで、スーパーの刺身パックなどに入っているシソはキレイすぎて食べる気がおきません。栽培過程もそうですが、その後も、どんな不自然な処理がしてあるのかな、と(勝手な想像です)。
栽培者冥利と言えば、最近はエダマメの恩恵にもあずかっています。エダマメは収穫後、急速に風味が落ちていくので、取り立てをすぐに茹でたいところです。とにかく、早ければ早いほどいい。食べる直前に収穫できれば言うことなしです。
大豆にするつもりで栽培していても、夕方、畑から家に帰るときにいい感じに膨らんだ莢を見てしまえば、つまみ食いしたくなるのも人情です。エダマメとして食べられる期間も限られています。今しかありませんよというささやきに負け、今日も、ビールのつまみにするべく、ほんの少しの莢を失敬ー
ちなみに、大豆にすれば穀物、エダマメにすれば野菜です。