ここ南牧村では、冬は寒く、朝はマイナスになりますが、雪はそれほど降りません。ワンシーズン数回程度の雪かきで済みます。降り積もった後は、シーンと静まり返って、水墨画のような世界が広がりますが、あまり長い時間したることなく、雪かきという現実に引き戻されます。
周りの家がどう対処しているか見る
雪が降りそうなときは、気が気じゃありません。雪国の人なら慣れているでしょうが、まれにしか降らないので、積もったらどうしようかと天気予報を見ながらソワソワです。朝はー10℃ぐらいに冷え込むこともあるので、放っておいたら凍って危なくなってしまいます。
ここに住んで2年余り、雪かき回数は片手で収まっています。一番最初に積もったときは、きちんとしないとご近所さんに迷惑がかかると思って、降り終わったとたんに、念入りに雪かきしたものです。
でも、周りの家を見ると、それほどでもありません。危なそうなポイントだけ、チョコチョコっとして、お出かけいう感じです。降雪量、降雪後の天気、日当たり具合、温度を踏まえて、どれくらい気合を入れて雪かきをする、しないを判断しているみたいです。
たしかに、わが家の周りは日当たりがいいので、10cmぐらいの雪なら、昼間に太陽が当たっていれば溶けてしまいます。ともあれ、ご近所さんがどのようにやっているかを見たり、わからなければ聞いて、対処するのが一番簡単です。
どこが危ない場所になるか確認しておく
10cmほどなら雪かきは降雪後にいっきにやってしまえれば、雪が硬くなっていないので楽です。時間があってスポーツとしてやるなら、端から端でいいでしょうが、そんなわけにもいきません。
予想をつけて、危なくなりそうなところから手を付けていくのが王道でしょう。わが家でいえば、日陰で溶けにくい場所、特に坂道のところ、マンホールの蓋があるところとかです。
降雪後すぐに、雪かきにとりかかる。硬くなっていないので、スコップを滑らせるだけで雪が取り除ける。
利用しているのは、折り畳みスコップです。場所もとらず便利ですが、硬くなった雪や、雪の量が増えれば、もっと頑丈なものを用意しないと難しそうです。短いので腰に負担もかかります。長い柄で腰をかがめて作業しないもののほうがいいです。
そのあと、箒で履いておけばより安全。少ない雪なら箒だけでもOK。
坂道は特に念入りに雪を取り除いておかないと危ないです。
幹線道路は除雪作業してくれる
幹線道路までは、除雪作業はしてくれるので、そこに車で出られるように、そして、人が行き来できるようにしないといけません。
わが家のように幹線道路に出るまでは坂のようなところですと、前もっと、違う場所に車を移しておくのも手です。一度、下の家の駐車場に置かせてもらったことがあります。車は車庫があればいいですが、なければ、車体カバーをかけておけば、雪を取り除くのに楽です。
同じ村の中でも、日当たりのいい地域もあれば、悪い地域もあります。悪い地域は、ここは日中で溶けるところだからというような悠長なことは言ってられません。翌朝に凍らないように、きれいに雪かきしたり、塩カル(塩化カルシウム、融雪剤)を撒いたりしています。
太陽エネルギーがどれほどすごいのか、ここにきて骨身にしみています。