コロナ禍で高齢者を一堂に会してレクリエーションをするということは当分の間、できそうもありません。残るは、レクチャーとレスパイトケア、レクチャーから手を付けていく方向になります。
「高齢者がレクチャー」の企画から始める
ひまわり高齢者レク支援センターは、健康長寿のお手伝いという理念のもと、「高齢者にレクレーション」「高齢者がレクチャー」「介護者などへのレスパイトケア・サポート」がサポートの3本柱になりました。
コロナ禍で高齢者を一堂に会してレクリエーションをするということは当分の間、できそうもない状況です。実際何らかの活動をしていくとなると、レクチャーかレスパイトケアの企画からということになります。Yaheiさんはレクチャーから手を付けていく方向にします。
講師の確保、サイトの内容の充実、進んできていますが、そればかりしていても何か手ごたえがありません。私に手ごたえがないだけでなく、今できる状況で、何か手を付けないと、せっかく集まってもらった講師の方々にも活動をしっかりとやっていこうという心意気を感じてもらえないでしょう。
この状況の中で、一番手を付けやすいのはレクチャーの企画という気がしてきました。元気な高齢者に、少人数を相手にレクチャーしてもらうというものです。
レクチャーには、まだ、内容が何もなかったので、一石二鳥です!
あまり遠くから人を集めないで、しかも青空教室で密閉状態にならないような企画にしたいところです。
少人数開催の青空教室の企画を立てる
高齢者の中には、ノウハウや技術を持っている方はたくさんいます。ただレクチャーとなると少しハードルが上がります。慣れも必要かもしれません。
今後、レクチャーをお願いしていくときに、私でもできそうだと思ってもらえるようにしておかないといけませんよね。
そのためには、事例をつくっていくことがとても大事だと思います。
知っているあの人もやったのだから、私にもできる、とか、こんなテーマでも事例になっているのか、とか。
さて、その事例を一番最初に誰にお願いすればいいのか? です。
思いついたのが、面識のあった石材店の店主のAさんです。商売をしていたので話すのにも慣れています。石の花瓶づくりの体験という形にすれば青空教室でできます!!
面識があるとはいえ、どのようにお願いしていけばいいのか。そもそも店主のAさんは自分はまだ高齢者とは思ってないでしょう。67歳です。
講師をお願いする
Yaheiさんはお願いするにあたって、Aさんにどのように話を進めていけばいいのか、準備として次のように整理しました。
- Aさんにお願いする内容。
- ひまわり高齢者レク支援センターとは何なのか。
- なぜ、Aさんなのか。
1は、前半がお話、後半が体験で、前半の話の部では集まりそうなお客さんの層を想定して、Aさんが得意な話、したい話などを聞き取りながら決めようかと思いました。
2は、これまでまとめてきているので難しくないのですが、Aさんに私たちの活動を理解してもらう必要があります。問題は3です。
自分がまだ高齢者だとは思っていないAさんに、一般的的には65歳以上が高齢者と定義づけられています、と言って見てもソッポをむかれるだけです。
あーだ、こーだ、変に考え、こねくり回するまわした結果、率直に単純明快に話せばいいのかな、と。
ーー「高齢者がレクチャー」と言われて、おれはそんなんじゃない、というような元気な人に登場してもらいたい。
これから、そういう人にどんどん登場してもらいたいが、先例がないとなかなか出てもらえない。なので、先例を示してもらえないでしょうか。ーー
事前の準備もあって、実際の面談はいたってスムースでした。(なぜ言い切れるかと言うと、私も同席していたからです)。 日程や場所などもその日に決めてしまいました。
快くレクチャーの企画を引き受けてくれた石材店店主のAさん
「高齢者がレクチャー」の内容を充実させていくのは案外いいかもしれません。地域のキーマンにも登場してもらうなどすれば、活動も知ってもらいやすくなりますし、今後いろんな面で協力してもらいやすくなります。