都市部ではネットへの接続方法もいろいろあるでしょうが、田舎はそれほどの選択肢はありません。田舎でテレワークをしたいと思っている人にとって、ネット環境は最重要項目です。よくよく確認しておきたいものです。
田舎でテレワークできる環境かよく確認
テレワークにとってのインターネット環境は生命線に違いありません。テレワークで仕事をしようとする場合、移住先を決めるときも、ネット環境の良しあしが大事な要素になりえます。
都市部ではネットへの接続方法もいろいろあるでしょうが、田舎はそれほどの選択肢はないところのほうが多いでしょう。私のいま住んでいるところは、たとえばNTT東日本が提供するFLETS光の提供エリア外になっています(村の中でも提供エリアになっているところもあります)。
選択肢とすれば、南牧村のCATV網を使ってのインターネット接続サービスを利用するほかありません(お金に糸目をつけなければ他の方法もあるかもしれませんが)。
もっとも選択肢がないのでダメかというとそうではありません(今は)。光ファイバー接続で月額1700円で利用できます。こんなに低価格でネットが利用できるのはありがたすぎます。
でも、引っ越し当初は超低速ネット環境でした。でも安かった、という状況でした。
引っ越し当初のインターネット環境
南牧村には、「なんもくふれあいテレビ」というケーブルテレビ局があります。 山に囲まれた難視聴地域のこの村で1996年に開設され、ケーブルテレビやインターネットサービスを提供しています。
南牧ケーブルテレビのインターネットは、当時としては、スピードも速く、先端の技術で、しかも安く利用できたのでうらやましがられたものです。
しかし、それから20年近くたって、光ファイバーに比べると格段に遅い状況になってしまいました。
2018年6月、引越しの翌日には、南牧ケーブルテレビのインターネットが使えるように手配はしてありました。予想していたとはいえ、引っ越しの後、ネット通販でいろいろ買うときに早速洗礼を受けます。PCがフリーズしたのかと思うほど、ずう~と画像が出てきません。東京で通販で買っていた時に比べると5倍の時間は間違いなくかかったのではないでしょうか。この先大丈夫かな、と思ったものです。
モデムも当時のものそのままなので、接続の時も、村の担当者に来てもらって聞きながら、手動で設定したほど。
東京にいるときは、無線はあまり利用したくなかったので、ケーブル接続していました。家の構造上、ケーブルをつなぎにくいので仕方なく、wifiでつなぎました。wifi機器との接続も、自動ではできず、何とか手動で接続しました。
ただ、東京に比べていいこともあります。田舎は他のwifi無線が飛んでないことです。飛んでいるwifi無線は、自分の使う機器だけです。東京でwifi接続するときのwifi無線の候補数の多さは、ほんと気味が悪かった。一昔前、携帯の電磁波は体によくない、と騒がれていましたが、今はそんなに騒いでないだけで、体に良さそうにも思えません。
通信の遅さに多少は慣れるものですが、イライラは相当なものでした。それを許容できるような、テレワークの仕事でないと、少し難しかったかもしれません。でも、田舎ならではの神風が吹きました。
国の補助金で光ファイバーに変わる
2019年2月にわが家のネット接続は光ファイバーになりました。国からの補助金を受けて村全域が光ファイバーに変わったのに伴ってです。
光ファイバーに変わるというアナウンスが、2018年秋にはあったので、引越し後半年もたたないときでした。もう少しすれば光ファイバーに変わってサクサクになる、と思えたので、何とか通信の遅い時期を乗り越えられた感じです。
光ケーブルは折り曲げないようなどと担当者から説明を受ける。
ネット接続料は月1700円(2019年8月現在)です。正確に言うと、テレビ利用料が月1000円で、それを申し込んだ人のみ、プラスしてネット接続に申込めます。合計2700円。格安料金でテレビ+ネット接続できるのに違いありません。本当にありがたいかぎりです。
回線自体は光ファイバーになりましたが、中継設備が古いから(とまことしやかに誰かが言っていた)なのか、以前に比べて劇的に早くなったとはいえ、今まで経験した中で一番早いというところまではいってないです。もっともテレワークで仕事をする分には申し分はありません。
ともあれ、田舎でテレワークをしたいと思っている人にとって、ネット環境は最重要項目であります。よくよく確認しておきたいものです。