防寒対策あれこれ

公開日:2023年12月6日 更新日:

防寒対策と言っても、衣食住のことではありません。栽培や作物での話です。連日、霜がおりだしてきたので何やかやと対策です。

畑、野菜の寒さ対策、霜対策
防寒対策あれこれ

今年も穴を掘って保管の時期に

昨年末に、寒冷地での里芋の保管 を書きました。その後どうなったかというと、このやり方で問題なく厳冬期(ここ10年で一番寒かった! 水道が凍結する)を乗り越えられました。食用分にするだけでなく、今年の種イモにもしました。

3月中旬にすべて掘り出して、ちょこちょこと食べつつ、種イモにするのはすぐにハウスの中で芽だし作業にとりかかりました。ハウスの中で土を掘って腐葉土をしいて種芋をのせて、腐葉土をかぶせておく。その上から不織布をかけておくという具合です。埋める前には、親玉と小玉を切り離して、親玉は頭の部分を切断、切断面を下にして埋める。子球は芽を上にしてです。

4月中旬には芽が出だして、5月中旬には畑に130株ほど定植、11月末に収穫、また保管の時期になりました。アッと言う間です。

昨年と違ったところと言えば、育てる株数も増えて販売もするようになったこともありますが、一番インパクトがあったのは、収穫に耕運機の犂(すき)を試してみて一気に収穫してしまったことです。犂付きの耕運機は、大先輩農家のTさんから、譲ってもらったばかりのものです。

犂付きの耕運機で里芋を掘る

一株一株スコップで掘るのに比べて、こういう機械ものは時間も体力もかなり節約できますね。タイヤの後ろの三角形のところが犂の先。

畑の土の天地返しができる犂という兵器を手に入れられたと喜んで、どんな使い方をするのか調べていた中で、これで里芋堀りをしている人の話を聞いて試した次第。最初は犂の角度を立てすぎて抵抗が大きすぎて前に進めなかったりしたが、何回か試しているうちにスムースにコツをつかみサクッと収穫を終える。

ともあれ、収穫後の保管の仕方は昨年ほどには厳重にしなくても良さそうなので、今年はもうちょっと簡易バージョンで試してみます。

とともに、ハウスの中で保管して種イモなんかにするべく、サトイモのほかに、栽培したサツマイモ、ジャガイモ、ショーガ、ヤーコン、ヤマトイモもやってみることにします。ユリネは畑に直接移植してしまいました。

穴を掘って種イモなどを保管:畑、野菜の寒さ対策、霜対策

昨年に比べて2倍以上の広さで、3m×3mにした。

露地は対策が必要なものと必要ないものと

畑に目を移せば、育っている作物が寒さでダメにならないような対策も必要です。レタス、白菜、大根です。霜にも何回となくあたってきたのでそろそろ対策です。

レタスはトンネルを使う:畑、野菜の寒さ対策、霜対策

レタスは秋から防虫ネットのトンネルの中で育てていたが、さらにその上から寒冷紗や不織布でカバー。

ハクサイは結球を外葉でくるんで紐で縛:畑、野菜の寒さ対策、霜対策

ハクサイも防虫ネットのトンネルの中で育てているが、結球を外葉でくるんで紐で縛っておく。縛ることで寒さに強くなるだけでなく、結球もすすむそう。防虫ネットはまた戻しておく。

ダイコンの首が土にすべて埋まるように土寄せする:畑、野菜の寒さ対策、霜対策

ダイコンも防虫ネットのトンネルで育てていたが、初収穫の時にはずす。ダイコンの首が土にすべて埋まるように土寄せする。これで土から出ている首の部分が凍って痛むことを防げる。

一方、対策をやらなかったものもあります。寒さに強いもの、霜があたって甘みがでて良くなっていくものです。ネギ、ホウレンソウ、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイには何もしません。

ネギ、ホウレンソウ、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイは何もしない:畑、野菜の寒さ対策、霜対策

今年はとりあえず何もしないでやってみて問題がおこればまた来年にいかすことにしよう。

果樹も忘れずに

そうそうあと、果樹も防寒対策です。ブルーベリー、ラズベリー、イチジクにです。と言っても、竹やぶを整理がてら、刈り取ったものを株周りに置いとくだけですが。ちなみに、竹やぶ減らし、ゆくゆくは活用も で竹やぶにイチジクを植えたところまでは書きました。竹やぶのところは夏に「1m切り」を決行してスッキリしていくものかと思いきやそんな簡単にはいかず、竹のみならず雑草もしげり荒れ荒れ。2本植えたイチジクの1本は気づいたときには枯れていました。

ブルーベリーのラビットアイは株元を防寒:畑、野菜の寒さ対策、霜対策

ブルーベリーの大半は、暑さに強いラビットアイにしたので株元を防寒です。写真では分かりずらいですが、コンパニオンプランツとして植えたミントもいい感じに育ってます。

ブルーベリーのハイブッシュ系と、ブルーベリーの仲間のナツハゼというのも20本ほど植えましたが、これらは寒さに強そうなので何もせずです。

イチジクは株元防寒:畑、野菜の寒さ対策、霜対策

元竹やぶに植えた、残る1本のイチジクは、寒さを乗り越えてスクスクと何としても育ってもらいたいところ。

道の駅への出荷などこまごまとしたものはありますが、この一年、これで畑作業の大まかなものは終わったような気になっているところです。あとは陽のあたる時間だけ外で気持ちよく少し作業をするぐらいで済みそう(寒い時期の陽の当たるところでの作業は虫もいないし草にも邪魔されないし汗もそんなにかかないし気分爽快です!)。

追記:穴の中への保管、少し修正

《2023年12月28日記》
穴の中への保管、少し問題が起こりました。今回は簡易バージョンとして、それほど深くない穴を掘ってそこにイモなどを置いて、その上からワラそしてブルーシートで覆っておきました。しかしながらこれだと、下から水気があがってきても逃げ場がないので湿気がたまってしまって(思いのほか湿る)、イモにカビがはえたりしたので修正です。

やはりほとんどのものは埋めてしまって(そほほど深くないが)、その上からワラ、寒冷紗、段ボールで覆っておくようにしました。

ハウスに穴を掘って保管:畑、野菜の寒さ対策、霜対策

右端のところは道の駅へ出荷しているところなので1か月前に比べ少なくなってきているが、遠からず出荷するぐらいのところは土をかぶせずにおいておく。

ハウスの穴にワラをかけておく:畑、野菜の寒さ対策、霜対策

土の上からワラをかけておく。

ハウスの穴に寒冷紗と段ボールで覆っておく:畑、野菜の寒さ対策、霜対策

ワラの上から寒冷紗と段ボールで覆っておく。

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執筆者:有賀知道

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