タラノメ、根を切り分け種根にする

公開日:2024年3月30日 更新日:

昨年4月6日に書いた タラノメの天ぷらを喰らう の追記で書いた通り、タラの木の種根20個を植え付けました。で、うまく成長したのは9株でした。その9株を掘り起こし、根を分割して、それをまた種根にして植え付けます。

タラノメ、根を切り分け種根にする:タラノメの増殖
タラノメ、根を切り分け種根にする

3月27日にタラノメの根の掘り取り 

一週間以上前から掘り取りは3月27日と決めていました。雨の次の日で根が掘り取りやすいからです。時期的にはもう少し早くてもよさそうでしたが雨待ちです。

どうやって掘り取るか?

まずは、9株なので手堀りで1本1本丁寧に掘り上げるという方法があります。農具のいただき方 の歩行型トラクターがなければそれより他はありません。しかも犂もついているのでこれを利用しない手はなさそう、うまくいけばかなり作業が楽になりそうです(ほんと切望してました、理由は後ほど)。

株元の周囲1m近くは根が伸びてそうなので、掘り取りの最初の作戦は、周りから犂で中央に向けて何回か徐々に寄せて掘り取ろうというもの。が、思ったようにはいかず。歩行型トラクターを使うなら、掘取り機のようなものがないとダメそうだ。

仕方なく、ツルハシ、スコップを使うことに(3本鍬がなかったのは残念)。なるべく根を傷つけないようにしたかったが、早くやってしまいことのほうがまさり(理由は後ほど)、かなり根は傷つけてしまいました。それでも、慣れてくると、むやみに力任せにツルハシやスコップを使うよりも、根の上の土を慎重に取り除いていって、根を1本1本確認しながら小さいシャベルなどで根を掘り出していったほうが根株の量を確保できそうだということもわかってきました(なんか、考古学の発掘のような、、、たんなるイメージですが)。

今後、1年生の根株を確保するために、毎年1株は更新しようと思っているのでこのイメージ活かしていきます。1本ちゃんと掘れば20本ぐらいのいい根株を確保できそうです。

タラノメの根を分割する

掘取り作業は午前中にしましたが、乾燥を防ぐため、堀り取ったものはその場でシートをかぶせておきます。日があたるうちは乾燥するだろうから、日が沈んでからそこの場所で根株分割です。だいたいの根は剪定バサミで十分で、太いものは竹用ノコギリ(これがノコギリの中で一番使えそうだったので)で長さ15cmほどにします。押切機も用意してましたが使う必要はなかったです。

100本は植えられる場所を確保してあるので確保したかったが、少し足りなさそうです。

芽出しする

分割した根株を野菜ネットにいれます。余裕を持たして入れて3袋に。これをハウス土の中に10日~14日間入れて芽出しです。芽が出てきたものを本畑に定植する手はずです。

簡易ふかし栽培、トロ箱栽培をやってみる

枝の部分は簡易ふかし栽培、トロ箱栽培をやってみる:タラノメ、根を切り分け種根にする
タラノメの簡易ふかし栽培

根の掘り取りに先立ち、地上の枝の部分を取り除いておくことになります。この枝には芽がついています。簡易型のふかし栽培・トロ箱栽培といきましょう。

切り取った9本の枝はすぐに水入りバケツに立てて乾燥を防いでおきました。それを芽ごとに切断していきますが、多くは剪定バサミで十分と、太い部分だけ竹用ノコギリで芽の上の部分で切断です。押切機も使ってみましたが、芽を傷付けやすいし、太い枝だと機が壊れそうなのでやめました。すべて切断して90本ほどの穂木ができました。

簡易型のふかし栽培よろしく、パーライトをトロ箱に半分ほどつめ、背の高い穂木を真ん中に低いものを周辺に配置。芽の方向は一定に。小さいトロ箱もだいたいうまりました。潅水は少し乾燥ぎみになったところで行い、適度に湿っている状態にする。トンネルをつくり保湿につとめる。温度は上げ過ぎない。換気に注意といったところです。

これでタラノメにありつければもうけものです。

追伸、痛風再発す

さてさて、3月20日の記事 痛風、3年周期なんてあるのかな 痛風は一時撤退したかのように見えました。実は、雨の日の次の日の決行と決めていた掘り取りの日も朝からちょっと足の親指の付け根がやばい感じではありました。作業しているうちにどんどん悪化。でも、やってしまわないと。

無理をしてやった結果、6年ぶりの激痛の始まりです。

-
-

執筆者:有賀知道

関連記事

タラノメ、根を切り分け種根にする

2024/03/30   -タグ: 2024年。 自足カテゴリ: 山菜

冬の剪定

2024/02/20   -タグ: 2024年。 自足カテゴリ: 果樹

防寒対策あれこれ

2023/12/06   -タグ: 2023年。 自足カテゴリ: 準備と管理

ハウスにテントウムシを放つ

2023/11/05   -タグ: 2023年。 自足カテゴリ: 病害虫対策

農具のいただき方

2023/10/29   -タグ: 2023年。 自足カテゴリ: 準備と管理