健康の話はどこにいっても鉄板ネタ

公開日:2022年10月30日 更新日:

健康の話は老若男女問わずみなさん好きですね。特に元気な人はだいたい普段心がけているみたいなのがあって、自分のやっていることに自信もあるのでもう黙ってはいられません。聞けば際限なく話してくれます。

元気過ぎるのは良くない

中でも説得力があるのはやはり高齢者の話です。もしも「特にないなー」と話が続きそうになければ、今回は聞けなかったが、間違いなく何かあるだろうから、別の機会に聞きだしてみよう! で無事目的達成ができる割合は少なからず。

もっとも話してもらったことがほんとうに健康を良くしているかどうかは別でしょうけど(こんなこと言ってるのもこちらに勝手な仮説があるからか)。ともあれ、私もご多聞に漏れず。

『丁先生、漢方って面白いです。』(丁宗鐵/南伸坊・著、朝日新聞出版、2014年)を読んだのは、痛風が発症した前か後か記憶が定かではありませんが、痛風が発症してよかったかも、と思わせてくれた本です。

漢方医学の考え方では人の体質は、実証、虚証、中庸の大きく3つに分けられるとします。実証タイプは体力、気力がみなぎり病気に対する抵抗力も強い。その対極にある虚証は体力、気力に乏しく抵抗力も弱い。両極の間に位置するのが中庸です。

一見、実証は目指すべき体質のように思われるが、ここがミソで虚証とともに健康体とはみなされません。目指すべきはバランスの取れた中庸でもっとも健康的な状態とされます。

ん、なぜ、実証じゃないんだ??  

実証タイプは、食欲も旺盛で徹夜しても平気、仮に風邪をひいても回復も早いしいつまでも寝ることもありません。自分の体は大丈夫!! ここが落とし穴です。ついつい無理をしてしまう。疲れや体調の変化を感じる神経が鈍っているのと表裏一体なので、「気づいたときには病気が悪化していた」という具合です。

実は長生きする人には若い頃は虚証タイプが多く、若いときは体があまり丈夫でなかったけれど、中年を過ぎたころから中庸になり大きな病気をしなくなり、長生きできるのです。

たしかに周りを見回わすとそうかもしれません。

話は元に戻って、私は痛風センサーを手に入れたので、無理しないようになったというわけです。いわば、孫悟空の頭の輪(緊箍児・きんこじ)の役割です。はやいこと痛風が発症してよかった、とあいなりました。

ちなみに、『丁先生、漢方って面白いです。』いま読み返してると風呂にはいってごしごし洗わないとか、いまもやっていることはこの頃からかなー というのもありました。なにせ、人の生体防御力を100とすると95以上が皮膚と粘膜で、体内の免疫系というのは5以下というではありませんか。皮膚と粘膜にちゃんと機能してもらって病原菌を防げれば免疫の出番もなしです。

土俵際での攻防戦

時間がたてば、痛風センサーのパターンもだいたいわかってきます。 痛風になりかける。(2020年12月30日記事)

さすが暴飲暴食はしなくなりましたが、それでもパターンがわかるとセンサーが作動しない土俵際ギリギリあたりのところで飲み食いするようになります。正確に言うと、足の親指の付け根のところは最初の発症で変形して少し膨れているのですが、ここがほんの少しでもうずいてないか神経をとがらせています。ほんの少しでも違和感があれば土俵際から中のほうへです。

ん、こんな攻防戦をやらないでいつも土俵中央の安全地帯にいればいいのに。そうならせてくれそうな予感の『無病法』(ルイジ・コルナロ 著、PHP)です。

ルイジ・コルナロ(1464~1566)は、ルネサンス期イタリアの貴族。ヴェネツィア共和国パドヴァ市の行政長官などをつとめる。暴飲暴食にあけくれた結果、30代でさまざまな成人病をわずらい、40代で生死の淵をさまよう。医師の忠告により節食生活を実践し、病を克服。当時としては異例の102歳の天寿をまっとうした。

本書は、83歳、86歳、91歳、95歳のときの講話集がもとになっています。内容は難しくなく、同じことしか言ってません。”小食にせよ” どういう境地に達した人の言葉かと言うと、

わたしは、老年がこれほど素晴らしいものとは知らなかった。

ああ、素晴らしい我が人生よ! 人間が享受できるそのすべてが満たされているとは、もはやいかなる肉体的な欲求も私を悩ますということはなく、心は平和で、一点の不安もない。これらはすべて、私が食事に気をつけてきたその努力の報いとして、神様がさずけて下さったものである

もちろん本のタイトル通り、病気知らずです。すっかり説得されてしまいました。

『無病法』はいいときに読みました。というのは、畑仕事で体重が3キロは減りました。畑仕事で腹も減るし、ごはんもうまいし、あまり体重が減らないように食べないといけないという思い込みがあっても減ってました。もうちょっと、食べて戻そうかと思っていたところでした。

そこまでして食べなくても良さそう、という感じです。そもそも、第二ステージに向けて で第一に食べ過ぎないとしていたのでした。

第一にしていながら、体重が減ってきているのだからとか言い訳をしながら、モリモリとやっていました。大盛り+αで1.5人前以上。そうするとやはり、食後動きにくくなるが仕方がないか、と。

コルナロさんの量には遠く及ばないが、まずはとにかく1人前にしよう。いまのように畑仕事がそれほどないときはいけそうだが、来年、どうなるか、これでいけそうか、しばらく様子をみてみましょう。

一人前にするようになって、たしかに食後動きやすい。実際、動くかどうかは別にして、すぐに動けるぐらいに食を抑えられれば、時間を作り出せて得した気分です。

個人的な問題だけではなかった

個人的な健康の話はさておいて、これは事業の方針にまで関係してきそうです。

例えばようき農園です。「ようき農園は、気を養い、気を陽にする元気な日常生活を応援する農産物やサービスを提供します。これを栽培面から見ていきますと、体に良くて美味しいもの、を栽培することだと位置づけています。」としています。

間違ってはいませんが、暗黙の前提は、良いものを食べて元気になりましょう! です。何を食べるかから話は始まってしまいます。でも健康にとって一番大切なのは食べ過ぎないこととなると話はちょっと違ってきます。

今の世の中、普通にしていればどうしても食べ過ぎになりがちです。目にする情報もスポンサーに気をつかわないといけないという状況にあります。使われている素材ももっと食べたいをドギツク刺激するものも少なからずでしょう。ようき農園は、健康にとってあまり食べ過ぎないことが大事だと思っていますが、その上で、ようき農園では体に良くて美味しいものを作っているので、少し取り入れてみてください。でもどうしても、食を抑えるのは難しそうという人には、他の悪いものを食べるよりもまだましなので、うちの作物を選んだらどうでしょう。みたいなトーンに。

どうするかは、もう少し時間をかけて熟成させてからにしますが。

おまけ

タニタの体重計(体組成計)の体内年齢の表示、-15歳までのようです。誕生日を境に数値を確かめました。体重のほか基礎代謝量、脂肪レベル、筋肉量などの指標がどんなによくなっても39歳までしかいかなかったものが、誕生日を境にピタッと40歳までしかならなくなりました。

タニタの体重計、10年以上使っていたオムロンのカラダスキャンが壊れたので、この夏買い換えました。カラダスキャンの体内年齢はタニタのよりも低く出る傾向のようで(というより下限がないということか)、35歳前後ででていました。この数字自体はあまりあてにならないとは思いますが、指標の推移をみていくのは多少意味はある気がします。

それにつけても、歳をとってくると体重は減りにくくなるなか畑仕事おそるべしです。高校のとき以来の体重もさることながら、体脂肪率13%なんて今まで見たこともないような表示も出てました! (一過性ですが)

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執筆者:有賀知道

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